職務質問③その6

2017/11/07

職務質問③その5からのつづき

「銃刀法違反ってやつですね。」私は知ったかぶりました。

私の知ったかを無視した係長、「じゃあさあ。(外国人)登録証を取りに行ってくれるかな。」

「ええっ!? これからですか。明日じゃ、だめですか。」往復6kmの距離と時間の無駄を計算する私。

係長「だめだよ。」(今考えるとよくわかります。ここで一気に本件の始末書ファイルを完成させ、一丁上がりにしなければ引き継ぎ等面倒になります。)

私「なら、パトカー出してくださいよ。また職務質問されちゃうじゃないですか。」

係長ちょっとひるんだ様子で「オマエなあ。いいかげんにしろよ。」

「戻りましたあ」30代、機動隊の出動服を着た2人(ヘルメットは無し)が玄関から入ってきました。

係長「ちょうどよかった。この子(私)、送ってくれないかな。往復で北烏山まで。」

機動隊A(背の高い方)「いいですよ。」

(やったあ。ダメ元でも言ってみるもんだ。パトカー乗れる。)

「ちょっと待ってて、家に行ってすぐ帰ってくるから」と同級生光源氏に言いながらパトカーのドアを開け、かっこつけて尻から乗り込みました。

運転席の機動隊A「北烏山のどの辺り?」

私は、鹿児島県保有の大きな学生寮を目印に説明し、機動隊A及びBとともにパトカーで新宿と反対方向の西へ向かいました。

※その7につづく

 

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