職務質問③その2

2017/09/20

職務質問③その1からのつづき

あやしい電話を切った警察官、「悪いけど、高井戸警察署まで一緒に行ってくれますか。」

同級生をちらっと見て私、「ここから近いんですか。」「うん。歩いて20分ほどです。」

(おいおい遠いだろう)と心の中で突っ込む私は「任意ですか、強制ですか。」とちょっとビビリながら口を尖らせました。

憮然とした表情の警察官は「一応任意ですけど、拒否したら強制もあり得ますよ・・・」

(拒否したら現行犯逮捕? う~ん。適法か違法かわからん。抵抗無理)「解りました。友達も一緒に行っていいですか」。「いいですよ」。法学生、実務の洗礼その1を浴びました。

ということで同級生とたわいもないことを話しつつ自転車を引きながら警察官の後ろをついていきました。

 

真夜中の警察署はおどろおどろしくそびえ立っていました。

件の警察官「係長、お願いします」。「ほい。ちょっとそこの椅子にかけてて」と話ができているのか中年の私服刑事が机の上で何か書いていました。(何か私服刑事初めてみたかも。怖くなさそうでよかった)

私は警察署に入ってすぐの長椅子に同級生と並んで座り、不安とワクワクが入り交じる<これから>を待っていました。

※その3につづく

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